戦後間もなく、とにかく手元に何もなくなてしまった沖縄では、
米軍の捨てていったゴミや戦闘機などの鉄くずを再利用する
独自の文化が生まれました。
＊琉球ガラスは米兵の捨てたコーラなどのビンを粉砕して再利用したのが始まりです。
こちらは米軍のヘルメットや戦闘機の部品などジュラルミンの製品を溶かし、
日用雑貨に生まれ変わったという、歴史上の時代の産物、
沖縄だけにしか生まれえなかったこれぞオキナワンアンティークな薬缶です。
蓋や取っ手などすべてジュラルミン製で、各パーツを型に流し見事リサイクルされたモノ。
型にはちゃんと飾り模様も施され、両側に草木のような文様がありますが、
どんなものかは判別できない程度になっています。

その他にも湯呑やお盆、箸など多岐にわたり沖縄ではジュラルミンのモノが見られました。
また、コーラの瓶をワイヤーと熱で上手い事二つに切り、
下をコップに、上を五円玉をひっかけて風鈴にしていたそうです。
お店でも年配の方が来店すると、どうやってコップを切ったか、
ジュラルミンがどんなところの部品だったかなど語りだすと止まりません。。
そんなジュラルミン製の製品も県内でも博物館等でないと見ることも出来なくなってしまいました。

こちらも勿論水漏れなどありませんが内部の状態は悪く、実用にはかなり手を入れないと難しそうです。
歴史的な資料という感覚でお求めくだされば幸いです。

●送料Ｂランク●

サイズ：D24cm*H14cm