日本陶器の技師長だった飛鳥井孝太郎が名古屋の陶磁器貿易商だった寺沢留四郎と共に明治39年設立した
「帝国製陶所」を前身とする名古屋陶器。
昭和10年代には「メイトーチャイナ」として米国向けディナーウェアを輸出し、
ノリタケと並び人気のブランドに成長。
鳴海工場というトンネル窯の工場も新設したが、戦争などで昭和18年住友工業へ売却。
これがのちの「NARUMI / ナルミ」になるわけですが、厳密にはナルミに伝承しているとは言わないようですね。
鳴海を手放した戦後、輸出向けに生産していましたが、昭和44年に解散。
名古屋陶器としては60年ほどの歴史で終わってしまったという事になります。
こちらは紫とワイン色の手描きの花が美しい16.5cmパン皿。
余白を上手く取り込んだ素晴らしい作品です。
リムの金彩もきれいに残っており飾るだけでなく、実用的なお皿です。
デザート、ケーキプレートとしても素敵ですね、
淡いパープルと白磁のコントラストが綺麗なプレートです。
バックスタンプは王冠マークの上に HAND PAINTED、下に NIPPON。
手持ちの資料によると初期(1912・大正元年 〜 1921・大正10年)の輸出向けマーク。
●送料
Aランク●
こちらの商品は保証がなくてもよろしければ定形外発送も可能です。
サイズ:D16.5cm