沖縄を代表した老舗琉球漆器メーカー
＜紅房/べんぼう＞
昭和初期、県外からの風”によって
従来の古典的な琉球塗とは違う、
若者のデザインなどを取り入れたモダンなスタイルで一世を風靡しました。

無形文化財保持者「前田孝允」氏など沢山の名工を育て上げ
堆錦などの技法やモダンデザインで美しい芸術を世に産み出してきましたが、
2001年、惜しまれながらも廃業してしまった幻のメーカーです。

こちらはハンドルがかわいいコーヒー紅茶兼用カップアンドソーサー。
戦前戦後に作られ、米兵がお土産として持ち帰り、今回沖縄へ戻ってきた所謂里帰り品。
漆黒ではなく、少し赤みがかった漆にはとても奥深い美しさがあります。
磁器や陶器などと違い漆器ならではの持った感触。
重量はかなり軽いですので、お年寄りなど握力が無い方でも使いやすいと思われます。
カフェオレやミルクティーなどはさぞコントラストが素敵でしょうね。

県内でもなかなか出会えないビンテージの紅房アイテムです！

６客セットでの販売。
カップ１客、ソーサー１枚の縁に各２ｍｍ程度の小さなアタリがある他は、とてもきれいな状態です。
カップ、ソーサー共に裏面に刻印あり。

サイズ：カップW12cm＊D9.2ｃｍ＊H6.2cm　/　ソーサーD15ｃｍ