大正期から昭和一桁にかけて、ほんの数年だけ製作された
ノリタケによるオレンジやブルーラスター釉を使った贅沢なアールデコデザイン。
実は今よりももっと華やかな時代だった名残が今に生き続いています。
その後戦時下による統制や世情で一気に地味なデザインになっていくのですが
ジャポニズム、輸出されるＭａｄｅｉｎＪａｐａｎとして歴史に残る名作が数多く輩出されました。

こちらは上部に見事なひねりを加えた小ぶりの花瓶で、蝶々が描かれています。
ブルーグレイラスター彩メインで、花びらのようにひねり開いた裏側が鮮やかなオレンジラスターになっており
いい意味で毒々しい世界感が表現されています。花の美しさの中の怖さも感じる逸品。
正直ここに花を活けても生気を吸い取られてしまいそう・・・
大きさと言い、作品として飾るのが良いかもしれませんね。
全ての配色がこの十数年だけの独特なモノになっており、デザインの世界でもとても興味深いですね。

ほとんど見かけないデザインです。形からして大量生産も難しそう。

スレカケの無い美品。
ご要望でしたら桐箱・箱書き、実費にてお受けいたします。


バックスタンプ　Ｍ−Ｊａｐａｎ　マロン印　
作品としての製造時期は　1918(大正10)年−1933(昭和８)年

★日本全国送料無料！　海外へは別途かかります。

サイズ：D6*H12cm